【撮影するシーンで変えてみよう】写真における縦位置と横位置の話

構図
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写真を撮る時に、スマートフォンであれデジタルカメラであれ、写真の縦位置や横位置などを意識してますか?

写真を撮影する時にまずこの縦や横を意識することから始めましょう。

そうすることで、被写体をよりよく見せることもでき、見る人に撮影者の意図が伝わりやすくなります。

縦位置で写真を撮るポイント

【高さを表現する時には縦位置】

例えば、高いビルなどを撮影するときはもちろん縦位置で撮影することになります。

横位置だと撮影する構図が限定的になり、せっかくの大きな建造物のダイナミックさが損なわれてしまいますので、下から煽るように被写体を撮影すると、迫力もあり見る人に大きなインパクトを与えることができます。

【主役を際立たせるときは縦位置】

人物などのポートレート撮影などを行う時、または動物などを撮影する時など、その被写体をよりよく主張するときは縦位置で撮影しましょう。

縦位置は横位置とは違い、横に余白を取らないので、人間の視線を集める効果があります。

その事によって本来自分が撮影したいものをより際立たせる事が可能となるのです。

【奥行きを見せたいなら縦位置】

最初に縦位置は高さを表現するのに適していると書きました。

その事の応用として写真に縦位置は奥行きを表す事ができます。

例えば鉄道写真で線路の向こうからやってくる電車を撮影するとして、線路の長さを主張しながら小さく写る電車を撮って見ると、写真に奥行きができ電車が遠くから迫ってくるだという想像を見ている側に想像させる事ができます。

このように縦位置は、写真に高さや奥行きなどの空間の認識、また視線を集める事による主題の強調などの効果があります。またスマートフォンで写真を見る事が分かっている場合などは縦位置で撮影すると良いでしょう。

横位置で撮影するポイント

【広がりを表現するには横位置】

人間の目は横の広がりを認識するのが得意と言われています。

ですので横位置は縦位置と違い、横の広がりを表現するのに適しています。

例えば空や海などをメインにする場合はその広さを表現するには横位置で撮影しましょう。

【多くの被写体を撮影する時は横位置】

横に広く撮影できる横位置は多くの被写体をその中に写す事ができます。

例えば海などで子供達が遊んでいる、そんな状況を写す場合は海である事、子供がはしゃいでいる様子を的確に伝える事が重要です。

その為、横位置で撮影した方が見ている人に状況を伝えやすいので有効です。

【背景を生かしたいなら横位置】

背景ボカした印象的な写真を撮影したいなら余白が多い横位置で撮影する事をオススメします。

横位置は縦位置に比べ余白を広く撮る事ができますので、背景をボカして被写体を際立たせるような写真を撮影するには横位置で撮影しましょう。

横位置・縦位置のまとめ

縦位置は高さや奥行きを表現したり、被写体をより際立たせる事に優れ、横位置は広がりや多くの被写体、または背景を生かす撮影に向いているという事が言えるでしょう。

今ではスマートフォンで撮影する事が多いので、自然と縦位置での撮影になるかと思いますが、その場の状況や撮影する場所、物などに応じて縦、横を使い分けて見てください、そうすれば今よりもっと素晴らしい写真が撮れると思います、是非活用して見てください。

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