【怒られた理由を教えます】初心者に覚えて欲しい失敗写真

経験
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カメラマンとして仕事をしてお金を稼いでいる私にとって依頼されたお客様に満足してもらえる写真を撮影するのは当然の事ですし、私の責任です。

しかし、若い駆け出し頃はお客様にお叱り、ご指摘を受けたことも多々あります。プロとして恥ずかしい限りではありますが、私が失敗した経験を元に皆さんに素晴らしい写真を撮影してもらいたく、ここでご紹介していきたいと思います。

【今回使用している写真はフリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)から私が加工したものを使用しています】

水平垂直に撮れていない

「あの?なんで斜めなの?」

(上の写真はイメージです)

モデルさんのコンポジ撮影(宣材写真)の時のお叱りです。

当時の私は斜めに撮影する=カッコいい写真とばかり思っていました。

実際、斜めにカメラを向けて撮影した写真は普段と違ったように見えて新鮮に見えたものでした。実際、これで喜んでいただいたこともあります。しかし、不必要な斜め写真は撮られた側からすると無用な演出だったりもします、基本はしっかりと水平垂直を保ち、被写体のあるべき姿を撮るのが正解です、ですのでキチンと真っ直ぐ正しい形で撮影するようにしてください。

不要なものは写さない

「これ、余計なもの写ってるから売れません」

(上の写真と本文は関係ありません)

これは幼稚園の運動会撮影の時に言われたお叱りです。掲載はできませんが、この時は園児たちのかけっこを撮影した時の写真で、先生が園児たちを迎えるのに手を広げていたのですが、その手の平が写真に写っていたのでした。写真を買っていただく親御さんからすると、子供たちの頑張っている写真が見たい、それを記念として購入したいですので、私はそのお客様の要望に反する写真を撮影していたのです。非常に反省しました。ですので写真を撮る時は見せるべき被写体をキチンと見せる写真を撮りましょう。

手ブレ、ピンボケに気をつける

「ピントがずれてる、使えない」

「手ブレ?はぁ?」

(上の写真もイメージです)

これはレストランのメニュー写真を撮影した時に制作をしてたデザイナーさんから受けたクレームです。

この時、私は次々出てくる料理に焦り、ピントもロクに確認せず、横着をして手持ちで、しかもオートの設定で撮影をしてしまいました。もちろん使えない写真については再度料理を作り直してもらい再撮影ということになりました。プロとしてありえないミスです。そりゃそうですね、ピントがずれて、手ブレもしてれば美味しそうな料理も魅力ゼロです。デザイナーさんからも、レストランのシェフからもメチャクチャ怒られました。

暗すぎる写真、明るすぎる写真

「暗すぎて何が写っているかわからない」

「白飛びしすぎ」

(こちらも写真はイメージです)

これはブライダルの当日スナップ撮影の時に言われたクレームです。結婚式の披露宴は明るさが変わるので、その都度カメラの設定を変えて撮影せねばならない所をよく確認もせずに、同じ設定で撮影したので暗くなっていたり、逆に明るくなりすぎて全体が白く飛んでいたりと、今では有り得ないミスを犯してしまいました。撮影場所で状況が変化するのは当然の事です、撮影した時にバックモニターでよく確認すれば避けられたミスでした。ですので、皆さんも撮影した時には冷静に確認して、もし暗すぎたな、明るすぎたなと思ったら再度撮影しましょう。

ミスから私が得た教訓

数多くのミスを犯し、怒られまくった私が得たのは…

「何が写っているか分からない写真はダメな写真」

という事です。

当たり前だろ!とまた怒られそうですが、究極を言えばそういう事なんです。自分が満足しても、他人が見て頭にクエスチョンマークが浮かぶ写真は失敗なんだという事なんです。

「あ、この料理美味しそうだな」

「子供が頑張っていて可愛いいな」

「バッチリ写っているね」

という普通のことを思ってもらえる写真が一番いいのではと私は考えています。ですので、カメラ初心者の方に置かれましたは基本に忠実に、後で加工しようなど思わずにバッチリと撮影をしてくださいね。

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