構図の話もだいぶ回数を重ねてきました。
前回の記事はこちらになります、ぜひ御覧ください。
二分割構図
三分割構図
日の丸構図
シンメトリー構図
今回ご紹介する構図は対角線構図です。
読んで字のごとく画面の対角線上に被写体を配置する構図で、この構図を覚えると写真に変化を与えることができ、さらに写真のバリエーションが増えて行きますのでぜひ覚えて欲しい構図です。では早速ガイドラインをご覧ください。
対角線構図のガイドライン
ガイドラインにするとこんな感じになりますが、実際は斜めの線を画面に入れるという感じで覚えておくと良いでしょう。
この時、元々真っ直ぐな物をカメラを傾けて斜めにするのではなく、被写体を観察しながら斜めになっている部分を画面で捉えるといった感じになります。
では次に実際の作例を見てみましょう。
対角線構図で桜を撮ってみる
今年の桜はアッという間に咲いて、アッという散ってしまった印象ですが…。写真は昨年の物です。
福岡にある水城跡という史跡で撮影した写真です。
土手に咲く満開の桜を迫力ある姿で撮りたいと思い対角線構図で撮影しました。
これをガイドに重ねると…
バッチリ対角線上に桜の木が写っています。
このように画面に斜め線を意識することで奥行きがあり、立体感のある写真を写すことができます。
対角線構図でミヤマキリシマを撮ってみる
写真は九重連山のミヤマキリシマを撮影したものです。朝の4時に起床して撮影しました。
これもガイドラインに合わせてみると
こんな感じです。
山の斜面に咲くミヤマキリシマを対角線上に置き、そこから見える九重連山の山並みとの角度のコントラストをつけることによって立体感を意識して撮影しました。
ちなみにミヤマキリシマとは咲いているツツジの一種です。
ミヤマキリシマを詳しく知りたい方は下記をクリック
対角線構図で玉子焼きも美味しそうに
屋台のメニューを頼まれた時に撮影した物です。
長皿に乗せられた明太玉子焼きをおいしそうに撮るために対角線構図で撮影してます。
正面から撮影するよりも、画面全体を広く使うことにより明太玉子焼きをより強調することができました。
対角線構図を使うことでお店のメニュー写真のような演出もできます。
対角線構図は他にもいろいろ使える構図
上の三枚も対角線構図で撮影したものです。
前にも書いていますが、カメラはあくまでも真っ直ぐ構えましょう。
カメラを斜めにして撮影すると安定感が無くなり、不安定な印象を与えてしまいます。
対角線構図を狙う場合はカメラを構え被写体をよく観察しながら対角線に撮影しましょう。
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